まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
注意
この記事は一般的な情報です。診断や治療の代わりにはなりません。赤み・熱っぽさ・水ぶくれが続くときは、施術を受けたクリニックか皮膚科に相談してください。
乳液とクリームの違いは?まず何をすべきか
- 施術の直後かどうか:施術後なら、クリニックの指示がいちばんです。
- 肌質と季節:ベタつきやすい肌や夏は乳液だけ、乾燥肌や冬はクリームを足すのが一般的な目安です。
- 塗る量:医療用の塗り薬の目安から試算すると、顔全体で1回約1gです(後の章でくわしく説明します)。
| 比べるところ | 乳液 | クリーム |
|---|---|---|
| 水分と油分 | 水分が多め | 油分が多め |
| 使い心地 | さらっと軽い | こっくり重め |
| おもな役目 | うるおいを足して、なじませる | 水分が逃げないようにフタをする |
| 向きやすい場面 | 脂性肌・混合肌、夏 | 乾燥肌、冬 |
※製品ごとに処方は違い、表は一般的な傾向です。
なぜ違う?油分と「剤形」から見た主な原因を深掘り

病院の保湿剤は剤形で使い心地が違う
- 軟膏:皮膚への刺激が少なく、皮膚を保護する力が強い。ただしベタつきやすい
- クリーム:軟膏よりベタつきやテカリが少なく、服から出ている部分にも使いやすい
- ローション:さっぱりしていて、ベタつかない
乳液とクリームをこのものさしに当てはめる
| 種類 | 油分の多さ(推定) | 使い心地 | 1回量の目安 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 化粧水 | 少ない | さっぱり | 製品の表示どおり | 化粧品 |
| 乳液 | 中くらい | 軽い | 製品の表示どおり | 化粧品 |
| クリーム | 多い | 重め | 製品の表示どおり | 化粧品 |
| 医療用ローション | 少ない〜中 | ベタつかない[A] | 1円玉大≒約0.5gで大人の両手の面積[A] | 医薬品 |
| 医療用クリーム | 中〜多い | 軟膏よりベタつかない[A] | 1FTU≒約0.5gで大人の両手の面積[A][B] | 医薬品 |
| 軟膏(白色ワセリンなど) | 油が中心 | ベタつくが保護力が強い[A] | 1FTU≒約0.5g[A][B] | 製品による |
出典:[A]マルホ「もっと知ろう!乾燥肌」、[B]横須賀共済病院 薬剤科「ステロイド・保湿剤の外用量」。記号のない欄はこの記事の推定です。
補足
1FTU(フィンガーチップユニット)は、大人の人差し指の先から第1関節まで出した量です。横須賀共済病院 薬剤科は約0.5gで、手のひら2枚分(体表面積の約2%)に塗れる量としています。
自分に合うのはどっち?原因別の見分け方
施術のない日は肌質×季節で選ぶ
| 肌質 | 夏 | 冬 |
|---|---|---|
| 脂性肌 | 乳液だけ | 乳液。乾く部分だけクリーム |
| 混合肌 | 乳液。頬が乾けば部分的にクリーム | 乳液+頬や口まわりにクリーム |
| 普通肌 | 乳液だけ | 乳液+クリーム |
| 乾燥肌 | 乳液+クリーム | クリーム中心 |
施術後は時間の流れで確認する
- 施術を受けた? → いいえ:上の表で選びます。はい:2へ。
- クリニックから処方や指示はある? → あれば、それを最優先にします。
- 指示がない・わからない → 自己判断で塗る前に、施術先に電話などで確認します。
- 使い始めてよいと言われたら → 刺激の少ないものから、こすらずに塗ります。
- 赤み・熱っぽさ・水ぶくれが続く → 塗り足さずに、施術先か皮膚科を受診します。
乳液とクリームの順番は?両方使うべきかと塗る量の解決方法
順番は「軽いものから重いもの」
- 化粧水で水分を入れます。
- 乳液を顔全体に広げます。
- クリームを、乾きやすい頬や口元を中心に重ねます。
- 手のひらで軽く押さえてなじませます。
両方必要とは限らない
塗る量を数字でチェックする(試算)
- 1回:約1g
- 1日2回:約2g
- 30日:約60g
- 50g入りなら:50÷2=約25日
注意
これは医療用の塗り薬の目安を化粧品に当てはめた試算です。化粧品のすすめる量は製品ごとに違うので、パッケージの表示と見比べてください。また、ファーマシスタの記事(2013年10月21日)によると、1FTUはチューブの口の大きさで変わります。5gチューブで約0.2g、10gチューブで約0.3g、約0.5gになるのは25gチューブです。
ケース別の対処:施術後はいつから乳液・クリームを使える?
ダーマペン後の保湿
- TCBスキンクリニックのコラム(2025年4月30日投稿)は、化粧水・乳液・クリームの使用は「治療をして12時間程度過ぎてから」としています。
- 上野のクリニック(ic-clinic-ueno)のコラム(2026年2月26日公開、27日更新)は、レチノール・ビタミンC誘導体・AHAなどを含むアイテムは「施術直後から1〜2週間は使用を停止することが基本」としています。少しずつ取り入れる目安は施術後2〜4週間です。
脱毛後の保湿
ピーリング・フォト系のあと
予防・再発防止のコツ:成分表示のチェック手順
- 施術日が決まったら、手持ちのスキンケアを全部出します。
- 全成分表示を見ます。上のクリニックのコラムが挙げる成分を探します。
- レチノール類(レチノール、パルミチン酸レチノールなど)
- ビタミンC誘導体
- AHA(グリコール酸、乳酸など)
- アルコール(エタノール)や香料が気になる場合も、まとめてクリニックに確認します。
- 当てはまる製品は、使ってよいと言われるまで別の場所にしまいます。
- 新しい製品を施術直後に初めて使うのは避けます。
専門家・公的情報の見解:乳液やクリームでできること・できないこと
化粧品の効能は56項目まで
| 乳液・クリームの範囲 | 医師に相談すること |
|---|---|
| 肌の乾燥を防ぐ | 施術後のやけど・水ぶくれ |
| 肌にうるおいを与える | 強い赤みや熱っぽさが続く状態 |
| 肌を保護する | かゆみや色の変化が続く状態 |
美容医療の相談件数と制度の動き
やってはいけないNG対応
- 指示の時間より早く、スキンケアやメイクを再開する
- むけかけた皮をはがす
- 控えるよう言われた成分を早く再開する:上のコラムでは1〜2週間は停止が基本です
- 赤みが続くのに、市販品を次々に試す
- ニキビや毛穴づまりが増えても、クリームを重ね続ける:量や種類を見直すサインです
注意
赤み・熱っぽさ・水ぶくれが続くときは、保湿で様子を見続けず、施術を受けたクリニックか皮膚科を受診してください。
まとめ:今日からできる次の一歩
よくある質問
乳液とクリームは両方使わないとダメですか?
ダーマペン後の保湿はいつから何を使えばいいですか?
- マルホ「もっと知ろう!乾燥肌」保湿剤の使い方(掲載日記載なし、川島眞先生監修) https://www.maruho.co.jp/kanja/dryskin/care/02.html
- 横須賀共済病院 薬剤科「ステロイド・保湿剤の外用量」(掲載日記載なし) https://ykh.kkr.or.jp/service/yakuzaika/regimen/steroid.html
- 健栄製薬 FTUのコラム(2026年5月15日公開) https://www.ken-ei.co.jp/column/medication-guide/ftu_medecine/
- ファーマシスタ「1FTUとは?チューブによって量が変わる落とし穴」(2013年10月21日) https://pharmacista.jp/contents/skillup/academic_info/dermatology/199/
- TCBスキンクリニック「ダーマペン後のスキンケアはいつから?」(2025年4月30日投稿) https://tcbskin.clinic/column/dermapen-skincare
- ic-clinic-ueno ダーマペン後のアフターケア(2026年2月26日公開・27日更新) https://ic-clinic-ueno.com/column/column-dermapen-aftercare/
- 薬事法ドットコム「全成分表示のルール」 https://www.yakujihou.com/rule/5-ag/
- 日本化粧品工業連合会「化粧品等の適正広告ガイドライン 2020年版」 https://www.jcia.org/user/common/download/business/advertising/JCIA20200615_ADguide.pdf
- 国民生活センター「美容医療サービス」相談件数(2026年7月31日更新) https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/biyo.html
- 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年5月11日) https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170511_1.html
- 厚生労働省「美容医療の適切な実施に関する検討会 報告書」(2024年11月22日) https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/001341003.pdf
- 西村あさひ「令和7年医療法改正の概説」(2026年4月9日号) https://www.nishimura.com/sites/default/files/newsletters/file/lifesciences_healthcare_260409_ja.pdf
※この記事は一般的な情報で、医師の診断に代わるものではありません。施術後のケアは、施術を受けた医療機関の指示に従ってください。
最終確認日:2026年10月12日




